土曜日, 12月 31, 2022

研究概要

デジタルハリウッド大学大学院 名誉教授

荻野健一

主な研究テーマ

パーソナルメディアで取得されるライフログとソーシャルメディアから得られる気分(変容する感情・感性とインサイト情報) を掛け合わせたモノ・コト・ヒトと親和性の高いシークエンス(シナリオ開発)とコミュニケーションプラットフォームの研究開発及び社会実装

研究概要

生活動線上に遍在するコンテンツのメッセージ性を検証し、メディア接触における生活者の行動要因を抽出することによる購買変化などの解析を継続的に研究。実生活の中で行動情報を記録するライフログに、感性と心理情報を取り入れた人と 親和性の高いコミュニケーションシステムの研究開発を行う。また、これを応用した地域資源の発掘と情報可視化による国内外への情報運用手法開発と対象者の行動を喚起するシナリオを構築することで、地域や企業と生活者にとって親和性の高いロケーションベースドメディアをストーリーのハブとしたコミュニケーションデザインの確立を目的としている。

専門領域・キーワード

情報ネットワーク、感性情報学、ヒューマンインタフェース、インタラクション、地域研究、デザイン学、聖地創生、シティプロモーション、コミュニケーションデザイン、インバウンド、国際交流、コンテンツカルチャー全般

主な研究実績

活動分類
活動テーマ
活動年日
活動概要
実証実験 
金融サイネージ活性化実証実験 
2010年10月~ 
金融サイネージのコンテンツ運用における広告手法の研究およびコンテンツ制作における教育システムの構築。 
テーマ研究 
ソーシャルメディアを研究する番組「そめけん!」 
2010年4月~
2011年5月 
ソーシャルメディア市場研究。企業のソーシャルプロモーション。 
ネットワーク構築 
クリエイティブコネクション東京 
2011年4月~
2012年3月 
クリエイターや企業によるコアネットワーク基盤整備とビジネスマッチングのためのコーディネイト。 
共同研究 
SoLoMoNプロジェク
2011年6月 
三淵研究室・香田研究室と共同で、地域におけるまち歩きのためのプラットフォーム研究開発。 
共同研究 
北前船共同研究プロジェク
2012年6月~2013年12月
吉田就彦研究室と共同で、日本海側の伝統文化を掘り起こし、映像メディアやソーシャルメディアなどのIT技術により現代に甦らせ、新たな価値を付加することにより、地域文化を顕在化させ、海外展開を意識した観光資源のビジネスモデル化を目的に研究。 
共同研究
エリアワンセグ実証実験
2012年1月〜2015年4月
総務省エリアワンセグ放送実証実験を中野と秋葉原で実施。コンテンツ市場の拡張と緊急放送の効果測定の研究。
実証実験
地域資源発掘型実証プログラム
2015年7月〜2016年3月
中野文化祭2015
中野区は、国内外から注目を集めるアニメやゲーム等のコンテンツ産業を担う企業の集積地であ ると共に、コスプレ文化、グルメ等、様々なコンテンツが集積。そんな中野のコンテンツを一同 に会した、中野の多様な魅力が詰まったイベントを開催。
社会実装
豊島区トキワ荘協働プロジェクト
2015年4月〜
トキワ荘復元プロジェクト2020「トキワ莊大學」
漫画の聖地「トキワ荘」ミュージアム2020年春オープンに向けて、地域振興のためのコミュニティ運用と地域産品開発・着地型旅行商品の開発。「トキワ莊大學」まちゼミナール・文化祭イベント。
社会実装
地域振興コミュニケーション研究開発プロジェクト
2015年4月〜
東大和市観光&子育て支援アプリ「東大和スタイル」
自然豊かな東大和の市民参加型のプロジェクトとして観光と子育てに特化した持続可能なコミュニティアプリ開発と観光・文化・生活・子育ての東大和市流のスタイル提案。
実証実験
地域経済活性化に資する放送コンテンツ等海外展開支援事業
2016年7月〜2017年7月
埼玉県4エリアのアニメ聖地を巡る海外向けコンテンツの研究開発「アニメの舞台で見つけた素敵な日本」放送実証実験として、台湾三立電視台で放送。2017年7月放送  関連イベント「飯田里穂と一緒に試写会」アトレ秋葉原店2017年7月実施
実証実験
経済産業省2017年先進コンテンツ技術による地域活性化促進事業
2017年6月〜2018年2月
360度映像のライブ配信による遠隔地からの擬似体験型ライブ配信サービスの可能性の検証「ライド&360度VRライブ”風を届けるVR”」茨城県つくば霞ヶ浦りんりんロードにおいて自転車に搭載した340度カメラによるライブ配信実証実験
社会実装
文化庁平成30年度文化財多言語解説整備事業
2018年7月〜2019年3月
青森県縄文遺跡「 三内丸山遺跡」「小牧野遺跡」における他言語アプリ開発「JOMON GREAT JOURNEY~日本人になった先祖の旅~   外国人向けアプリ開発
調査事業
文化庁2019年度文化財多言語解説整備事業
2019年7月〜2020年3月
文化庁多言語解説事業評価指標調査事業
文化財活用のための多言語解説整備事業の評価システムの検証
社会実装
文化庁2019年度文化財多言語解説整備事業
2019年9月〜2020年3月
山口県防府市の文化財を海外に向けて発信するためのコンテンツ制作と運用
防府天満宮・毛利邸・阿弥陀寺・国分寺を中心に協議会を設立し、文化財活用の共同事業を実施。

日曜日, 11月 13, 2022

トキワ荘大学2022開学記念シンポジウム

トキワ荘大学は2023年4月より定期的なまちゼミナールの開催と地域と連携した様々な地域振興プロジェクトを開催するため、2022年11月12日に開学記念のシンポジウムを開催しました。
トキワ荘のマンガと昭和文化のアジア展開について、さまざまなジャンルの専門家の登壇者と議論しました。

開催日時:2022年11月12日13:00〜15:00
登壇者 :
庄司昌彦(武蔵大学)
伊藤 景(日本大学)
鷲谷正史(目白大学)
福岡俊弘(デジタルハリウッド大学)
荻野健一(デジタルハリウッド大学院)

オンラインでも配信されました。アーカイブはこちらからどうぞ
同時開催で、文化祭もトキワ荘公園で行いました。

日曜日, 11月 07, 2021

トキワ荘大学まちゼミナールVol04

今回のまちゼミナールは「昭和から見た21世紀」というテーマで、コロナ禍を配慮してオンライン授業として対談を行いました。
対談には、株式会社エクシヴィ代表取締役社長。VRエヴァンジェリストの近藤義仁(GOROman)先生にご登壇いただき、トキワ荘や昭和の文化について漫画に描かれているアイテムやそこから生まれた未来技術と科学や文化に影響を与えるマンガの未来についてディスカッションしました。
配信スタジオは、トキワ荘マンガミュージアム。

出演者
ゲスト:近藤義仁/GOROman(株式会社エクシヴィ代表取締役社長/VRエヴァンジェリスト)
ホスト:福岡俊弘(デジタルハリウッド大学教授)
コメンテーター:小出幹雄(トキワ荘研究家)
モデレーター:荻野健一(デジタルハリウッド大学大学院教授)

開催日時:2021年11月6日(土)14:00〜16:00
アーカイブスはこちら

火曜日, 10月 30, 2012

2012年度研究発表会


クラウド環境を活用した地域情報運用による地域メディアづくり 
2012年10月29日(月)
「2012年度デジタルハリウッド大学メディアサイエンス研究所研究発表会」

三淵研究室・香田研究室と共同プロジェクトによる「街の劇場化プラットフォーム」について発表。 










地域活性化のための観光資源が名所旧跡などの景勝地ではなく、地域文化に根ざした文化交流へと移行しつつある地域再生を踏まえて、地域観光資源の発掘と情報発信のための情報運用手法開発を手がけ、ライフログの解析及び位置情報と時間情報を付加したソーシャルメディアによる地域情報のクラウド化と利活用手法のシナリオ研究を行っている。